福祉人材センターに行ってみた~埼玉編~

埼玉 恵子(30代)

出産を機に新居を購入し、埼玉県に引っ越してきました。結婚後もフルタイムで働いてきたのですが、家が会社から遠くなってしまったため、転職しようかと悩んでいます。新しい仕事に就くなら、福祉関係など人の役に立つ仕事がいいな、と思ってネットで検索していたら「福祉人材センター」を見つけました。経験も資格もない私ですが、まずは話を聞いてみたいと思いました。

自宅の近くで仕事が探せる!

電話で問い合せたところ、自宅に近いハローワークで「出張相談会」が開催されると教えてくれたので、さっそく行ってみました。埼玉県内には15ものハローワークがあり、それぞれの地域で地元に密着した情報を集めて相談会を開催しているそうです。求職者の状況やニーズに合わせて考えてくれるので頼りになる存在だと思いました。

現場で働く職員さんのリアルな声が聞ける!

高校時代に介護施設のボランティア活動に参加したことはありましたが、実際に仕事として携わることには不安もあります。相談会では埼玉県内の介護現場で働く「介護の魅力PR隊」を委嘱されている現役の職員さんが、現場のリアルな話を聞かせてくださったので、とても参考になりました。人材センターの方ともたくさん話ができたので、自分の考えが整理できた気がします。

資格取得のための資金貸付制度を教えてくれる!

「福祉=高齢者介護」のイメージがありましたが、「障害者」「保育」などの分野もあるんですね。介護職だと仕事に就いてから資格取得をめざす方も多いそうですが、保育で正職員をめざすなら資格取得が前提となるようです。その場合も、卒業後に県内で就職するなどの条件を満たせば修学資金の貸付を受けられるそうなので、選択肢を広げて考えてみようと思います。

 

「私の希望」をちゃんと聞いてくれる!

埼玉県の福祉人材センターは「伴走型の支援」を掲げているそうです。職員さんは県内の事業所をくまなく回って信頼関係を築いているようで、情報が豊富なのには驚かされます。就学前の子どもがいることを伝えたところ、「託児ができる事業所もありますよ」と教えてくださいました。待遇面での希望も丁寧に聞いてくださり、条件に合いそうな事業所には直接問い合わせてくださるなど、きめ細やかに対応していただけました。

65歳以上でも元気に働いている人がいる!

相談会の会場には、私と同世代の方のほかずっと年上の方も来ていらっしゃいました。職員さんに聞いてみたところ、仕事を定年退職した後に福祉の仕事に就く方も増えているそうです。ご本人が健康でやる気があれば、正職員でも非常勤でも働き続けることは可能だとか。そんなニーズにも対応していただけるんですね。

入職後も応援してくれる!

職場見学や1日体験などもコーディネートしてくれるので、やりがいと働きやすさが両立する仕事が見つけられそうです。とことん個人のニーズに寄り添う対応ができるのは、福祉の仕事に特化しているからこそ、と思いました。就職が決まった後も気にかけてくださるそうなので、他県から引っ越してきたばかりの私にとって、福祉人材センターの職員さんは本当に頼りになる存在です。

まとめ

地元に知り合いがいるわけではないので、子どもが小さいうちの転職はハードルが高いかな、と考えていました。福祉人材センターの職員さんは、通勤の利便性や待遇、子どもを預ける環境などの条件を丁寧に聞いてくださるので、私自身も本音で話をすることができます。今さらながらではありますが「自分はどんな仕事がしたいのか」が明確になったのは、職員さんのおかげです。職場体験などもやってみて、長く続けられる仕事を探そうと思いました。

埼玉県福祉人材センタープロフィール

MESSAGE

福祉・介護の仕事は、時代が変化しても必要とされる仕事です。「給与面で不安がある」「身体的負担が高い」と不安を口にする方も多いようですが、給与面での処遇改善は進んでいます。介護ロボットの導入なども検討されているので、これまで指摘されてきたマイナス面はかなり改善されてきました。無資格、未経験でも働ける職場はたくさんあります。私たちも全力で皆さまをサポートいたしますので、安心して福祉・介護の世界へ飛び込んできてください!

センターからのおすすめ情報

求職者の希望に
あわせた
職場が紹介できる!
県内各地で
就職相談会を開催!
保育士・保育園
支援センターを併設!
人材センターの専門の職員が日々、県内の事業所を訪問。積極的な情報収集を行い、求職者のニーズにお応えできるよう努力しています。 求職者が自宅の近くで相談できるよう、毎月、地域就職相談会や県内各地のハローワークでも定期的に出張相談を行っています。また、さいたま市に2カ所の相談窓口を設けています。 介護、障がい、児童、保育のどの分野の相談にも、ワンストップで対応します。福祉人材確保のための各種資金貸付もご案内できるので、ご相談ください。

 

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