現在の求人動向等（国の統計）

　平成26年度から令和5年度の10年間における各産業の就業人口は、「情報通信業」「医療」「福祉」で特に増加傾向が顕著となっています。「福祉」の就業人口は平成26年度の370万人から、令和5年度には463万人となり、約93万人増加しました。

　平成12年度から令和4年度までの23年間、介護サービス事業所や介護保険施設に従事する介護職員は右上がりに増加し、令和4年度には215.4万人となっています。なかでも入所系の職員が103.6万人と全体の約48%を占めています。並行して要介護（支援）認定者も増加しており、令和4年度には697万人となりました。

　社会福祉施設や事業にはさまざまな種類があり、施設種類別施設数及び従事者数（常勤換算）は、下表のとおりです。平成25年度から令和4年度までの10年間をみると、社会福祉施設数（総数）は1.7倍、従事者数（総数）は1.5倍に増加しています。

　令和4年度の介護老人福祉施設数は前年度から80施設増加し、8,494施設に、従事者数（常勤換算）は1,416人増の385,042人となっています。また、介護老人保健施設は前年度にから6移設減少し4,273施設に、従業者数（常勤換算）は4,173人減の225,718人となっています。